みなさんこんにちは!リールメンテナンスドットコムの内田です。
今年初釣行は玉砕に終わりました。。。やはりブランクあるといつものスタイルに戻るのに時間がかかります。
どんどん作業してまた次回リベンジです!
2台同じ事例が出ましたので皆様にお知らせです。
T3シリーズで、ベアリングも悪くなく、ギヤやその他部品に不具合がない、
空巻きでは全く問題ないのに、釣行でそこそこの負荷をかけると、ジージーという奇妙なノイズが出る。
ルアーの重さで音が出たり出なかったりする。
という事例が、昨年1台、今年に入って最近1台ありました。
弊社で作業させていただいて、ベアリング交換、オーバーホール、テストを行い問題なしということでお返し、
お客様の方でもお返し後すぐにテストしていただいて、問題なし。
ところが、釣りに持っていくと、意味がわからない音が出る。。。。。
音の原因は、ここにあるクレッチレバーの、
このシャフト、「クラッチレバーシャフト」という部品から音が出ます。
クラッチレバーがプラスティック製で、シャフトは金属。
個体差があるのも頷けます。
触ってみると、このシャフトが回ってないものが多かったり、回っても音が出ていないものがあったり。。。。
今回2例はどちらも、指で弾くと、「ジャージャー」とものすごい音が出ます。ちょっと嫌な感じの音です。。。
弊社では、接着も考慮しましたが、接着剤が使用過程で外れるとまた音が出てしまうので、
薄くて小さいシムワッシャーを入れて、動かないギリギリの強さで固定して対処しました。
T3シリーズをお持ちのユーザーさん、一度リールを前からのぞいてみてください。
クラッチレバーがしまっている状態では、レベルワインドと先ほどのシャフトの間をラインが通る構造になってます。
負荷の強さで当たったり当たらなかったりで、音が出たり出なかったりというのがよくわかると思います。
リールメンテナンスドットコム 内田