みなさんこんにちは!リールメンテナンスドットコムの内田です。
釣りのジャンルもソルトの釣りが増え、お預かりするリールも、
「塩がみしている」「ベアリングが錆びている」「塩分結晶ができて部品が固着していた」といったお話をさせていただくことも多く、
ユーザーの皆さんの中でも、淡水より海水の方が過酷な条件だという認識でおられる方が多数だと思います。
ですが、弊社でお預かりするリールで、特にベイトリールの場合、
かえって淡水使用のベイトリールの方が、汚れが激しかったり、中身がガチャガチャになっていることがあります。
これがその一例です。
写真の本体カバーの内側にこびりついているのは、いわゆる泥です。汚れだけではなく、固着で無理にクラッチを切って使っておられたため、ギヤが数カ所欠けていました。。。。
マッディーウォーターの環境なんて、全国の淡水どこにでもありえることです。
また、淡水でも水質によっては、同じように物質が固着してしまうこともかなり多いです。
淡水使用でこのようになってしまう一番の原因は、
釣行後の水洗いをしていないこと!
昨今こそ、ソルト使用の機会が増え、「リールを洗う」ということに慣れてきたユーザーさんも多いと思いますが、正直多淡水で釣りしたあとにリールを洗うユーザーさんって少ないのではないでしょうか。。。。
中には、外装部分やウォームシャフトの下、スプールの間やボディの隙間など、綺麗に綿棒などでクリーニングされているリールも多いですが、分解してみたら中は上の写真と同じっていうこともよくあります。
リールの構造によっても違いますが、リールのボディを下から見てみられてください。本体のカバーとの間に四角い穴が空いていたり、横側に水抜き穴のあるリールは、ジャブジャブ洗えば、ある程度の汚れは水洗いできます!
昔のリールでしたら洗ってはいけないなんてリールもありましたが、厳密にいうと水洗いは問題ないですし、
近年のリール(10数年以内)でしたらほとんどのリールがウォッシャブル構造で、洗っても問題ない構造をしています。
もし淡水のみで使用しているベイトで、「洗ったことなんてないよ」というユーザーさんがいらしゃったら、実践されてはいかがでしょうか。釣行毎に水洗い、陰干し、ベアリングへ注油が基本です!
セルフメンテナンスについては、将来記事だけでなく、特集としてホームページに掲載予定です。
リールメンテナンスドットコム 内田