モノコックボディを分解してみました。17ソルティガBJ3500H

みなさんこんばんは!リールメンテナンスドットコムの内田です。

 

久しぶりの作業風景アップです!

 

ダイワの新製品に採用されている、モノコックボディを分解しました。

ご依頼は、17ソルティガBJ3500H

「かなりのシャーシャー音がする」とのことでお預かりです。

 

モノコックボディは、ボディがビスどめされていません。

マグシールドユニットや、ピニオンギヤは何も問題なく分解できますが、メインギヤやその中身を取り出すのに、本体のビスがないのでびっくりです!

 

分解は、今までのリールで言う所の、「エンジンカバー」をねじねじして分解です。

指にいくら怪力がある人でも、手動では無理そうです。。。。

最初のご依頼で、スナップリングプライヤーで挑戦したことがありますが、傷だらけになって、結局カバーをこちらで弁償しました(泣

 

しっかりとしたグリップと、カバーの穴にぴったりサイズでハマる、専用工具、いわゆる治具が必要です!

もちろんメーカーの部品としては売っていないですし、メーカーさんにかけあっても譲ってもらえません(笑

 

でも、「専用工具がないから、弊社では受付できません」では商売になりません。

というわけで、治具作りました。

 

 

正確にいうと、知り合いに「作ってもらった」んですけどね。。。。

金属の加工は私には無理です。。。。

江藤さん、早速役に立ってます!ありがとう!!!!!

 

で、左側のカバーを開けると

 

 

こんな感じでドライブギヤが外せます。

右側のカバーも外して、完全バラバラにできます。

 

モノコックボディを見つめてみたんですが、

 

 

アメリカのバンスタールを思い浮かべてしまいました。

バンスタールはメインギヤごとカバーが外れるので構造が少し違いますが、ボディはそっくり(笑

関係ないですけど、古いバンスタールは、カバーを傷だらけにしないと分解できないという恐ろしいリールですけど。。。。(笑

 

ピニオンギヤ下のベアリングがゴリゴリになってかなり良い音が出ていたのと、

オシレートギヤのベアリングも錆びてしまっていたので、交換させていただきました。

 

組み上げ、かなり静かになりましたが、なんとも言えない「シャー」という音は残っています。

実は、同じ機種すでに5台施工させていただいたことがありまして、そのほとんどで同じ感じの音が出ていました。

ユーザーさんによっては気にならないという方もいらっしゃいました。

 

最初の2台は、オーバーホール+悪いベアリング交換後もやはり音がして(作業前より静かになった)、私個人としても気になったので、ギヤ、マグシールド、ワンウェイクラッチを交換してみましたが、ほとんど変わらずの結果でした。

たまたま本日10ソルティガ4500Hの作業があったので、音を比べてみましたが、よくよく比べるとあまり変わらないような気が。。。。

もしかしたら、ボディの大きさ分、リールの年式が新しい分、ちょっとした機械音が気になってしまうのかも。。。。という感じもしました。

10ソルティガで思い出しましたが、ハイギヤの方がシャー音が目立つ個体が多い認識です。

やっぱりギヤノイズ?????というところで今は落ち着いています。

なんか、一時期のセルテートやイグジストで出ていたギヤノイズ、ザラザラ、音とよく似ているような気がするのは、私だけなのかな????

 

20台くらい、できればロットが飛んだもので比較できれば、10ソルティガリコールの時のような、「絶対におかしい」か、

「この機種はこんなもんですよ。。。機械ものだからある程度は音がしますよ」のどちらかがハッキリするんですけどね。

当分の間、同機種のご依頼時はモヤモヤしそうです(笑

 

補足ですが、お問い合わせ時や作業後に私のコメントで、ハッキリと「正常範囲内です」というお返事をさせていただくときは、

過去に検証をしっかり行っての結果の答えなので、この場合は、どうしようもありません。ご参考までに。。。。

日々の作業の積み重ねからの結論なんですよ♪どうか信じてください(笑

 

 

 

リールメンテナンスドットコム 内田