部品交換のタイミングと確認について

 

みなさんこんにちは!リールメンテナンスドットコムの内田です。

 

弊社での部品交換のタイミングと、考え方、作業修正についてお話しさせていただきます。

 

リールの部品交換は、ご請求金額にも直結し、オーバーホール後のリールの仕上がり具合にも深く関係してきます。

そんな理由から、お申し込みの時に添付していただく「整備依頼書」には、部品交換を「お任せで交換」もしくは「都度連絡」の2パターンでお客様のご希望をチェックしていただく形にしております。

 

弊社では、ベアリングは消耗品という考え前提で作業をしております。ですので、常時リール用のベアリングは在庫をしています。

リール到着後、順番が来て作業に取り掛かりますと、ひとまず全分解して、上の写真のようにバラバラにします。

ギヤや洗浄可能な部品は、全て超音波洗浄します。

ベアリングはベアリングチェックツールを使い、ゴロゴロしていないか、異音は出ていないかをチェックし、該当するものは一旦強制的に交換します。

良し悪しが微妙な場合は、一旦脱脂洗浄し再度オイルアップしてフィーリングを確認します。中のボールが磨耗していない場合は、この作業でベアリングのフィーリングが復活することもあります。洗浄が終わったら、グリスアップ、オイルアップ、ベアリング交換、部品の組み付けを行い、ひとまず動作確認を行います。

この時点で、動作OKでしたら基本的に作業は完了です。

ここまでの工程、ほとんどのリールが1時間以内に終わります。

 

ここで、部品交換「お任せ」のお客様へは、お支払いのご案内をさせていただきます。

部品交換「都度連絡」でご希望のお客様へは、現状のリールの完成状況と、合計金額を一旦お知らせし、

ご予算が合わない場合は、交換したベアリングを戻す作業もすることがあります。この場合の追加費用はかかりませんが、動作保証はできません。

といっても、まず「戻してください」と言うお客様は、ほとんどいらっしゃいませんけど。。。。(過去2名いらっしゃいました)

 

リールの不具合は、80%以上がベアリング不良といっても過言ではありません。

ベアリング不良+ギヤ不良、その他の部品不良と言うことはよくありますが、ベアリングが全部OKでギヤだけ磨耗という例は、今までのところ実例がありません。

ですので、弊社では分解した時に悪いベアリングは交換して、リールがどのようになったかによってお客様にご相談という流れで作業をしております。

この方がフィーリングの良し悪しを確実に把握できますし、ベアリング交換でOKであればその時点でお返しできる状態になるので、作業の時間短縮にもなります。

 

問題なのは、ベアリング交換をしてもフィーリングが良くならない、不具合が治らない場合です。

ギヤ不良、ワンウエイクラッチ不良、状況によっては他の部品の不具合が色々なパターンで絡み合って来ます。

分解時、実はこれらの不具合はだいたい把握できることが多いのですが、実際には組んでみないとなんとも。。。だとか、どこまで妥協できるかどうかのニュアンスも、一旦組み込んで動作テストしないとわからないのです。

動作テスト後、確実に不具合のある部品をピックアップし、料金を計算し、お客様へご相談という流れになります。

「お任せ」ご希望のお客様でも、金額が高額になりそうな場合や、メインギヤ交換が必要な時は、念のためご確認後にメーカーへ発注しております。

もちろん「都度連絡」ご希望のお客様へは、金額お知らせし、ご了承いたいてからのメーカー発注にしております。

 

金額が合わない場合は、部品手配せずお返しすることも可能です。

また、ギヤの磨耗が大きく、ベアリング交換した状態でもフィーリングがかなり悪い場合は、一旦交換したベアリングを全て戻してお返しすることもあります。

規定の工賃だけは100%発生しますが、ベアリングを戻す作業の手数料などはいただいておりません。

 

基本工賃はメーカーより高めに設定しておりますが、ここまでの作業を含んでの工賃設定です。考え方によってはお安いのでは?と思います(笑)

 

金額が判明するまでお時間はかかりますが、症状と金額がはっきりするので、お客様もご納得の上での作業を進行できるのです。

 

リールメンテナンスドットコム 内田